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つれづれに
ヒト肝細胞液って何ですか? スキンケアに役だつのですか?
最近、ヒト幹細胞液配合の化粧品が人気です。
ヒト幹細胞液って何なのでしょう?
アンチエイジングに役立つ物質のようです。
詳細な説明についてはインターネットででも調べて戴くとして、そこに説明されている共通点は、どのような実験であっても、それらは「シャーレの中での実験に過ぎない」ということです。再生医療の現場では、確かに、膝の軟骨再生や乳房の再生などに使われているのは事実なのでしょう。けれども、それらは、化粧品(肌に塗る物)とは決定的な違いがあります。再生医療に使われる物は、体の中の話です。肌表面に塗る物ではありません。
肌にはバリアゾーンと言われるものがあり、「バリアゾーンが健全である限り、物質は何物も通さない」のです。従って、ヒト幹細胞液が、アンチエイジングにどんなに有益な物質であろうとも、それが肌に塗る物である限り、塗ったとしても、角質層にしか影響できないのです。角質層は既に死んだ細胞です。死んだ細胞にヒト幹細胞培養液を塗って、どうしうようと言うのでしょうか?
物質はバリアゾーンを通さないことの証明は簡単です。もしも、ヒト幹細胞液がバリアゾーンを通すのであれば、それが含まれている製品には必ず「手は滅菌消毒をし、無菌室で使用のこと」との注意書きがあるはずです。手の雑菌、空気中の雑菌も一緒に体の中に入ってしまいますからね。でも、実際には、そんな注意書きがある製品はありますか? ないですよね。これが証明です。
それと、これをお読み戴いている方に、もう一つ素朴な質問があります。
ヒト幹細胞培養液なのですから、ドナー(幹細胞の提供者)が必要です。いくら健康な若いお嬢さんと言えども、そして、十分に安全性が確かめられた物と言えども、自分以外のヒトの幹細胞培養液が入っている物を自分の肌に塗りたいですか? 私は遠慮したいです。
プラセンタについても、同じような素朴な質問があります。
プレセンタは、昔はヒト由来でした。つまり、ヒトの胎盤から取ったプラセンタというホルモンです。ヒト由来には不都合が出てきて、牛由来が多く使われていました。ところが、狂牛病が出てきて牛由来は禁止され、現在は豚由来が一番多く使われています。
どんなに若返り物質であったとしても、「ヒト幹細胞培養液」と同じく、バリアゾーンを通しませんから、所詮、角質層にしか影響を与えられません。事実はこれですが、私は、それよりももっと基本的なところで、他動物の胎盤から取ったホルモンを自分の肌に塗りたいと思わないのです。皆さまは、如何でしょうか?
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